2020年 20本目
愛する者の名前を呼べる。愛する者から名前を呼ばれる。
それはこんなにも素敵なこと。
日本人とインド人の恋愛の価値観をまるで違う。
自由恋愛なんていう概念は無いし、格差のある立場においてそれは尚更。
メイドのラトナは以前に旦那を亡くした過去を持つ。そして村の風習により生涯未亡人の身に。
彼女が出会ったのは御曹司のアシュヴィン。
格差社会のインド、
交わることの許されない二人の世界。相手を思えば思うほど、懐に入り込めば入り込むほど、
辛くなるのは如実に。
それを分かりながらも止められないのが人の性。
ラスト、たった一言。
その言葉だけで、二人の世界は交わった。