このレビューはネタバレを含みます
見終わる頃には二人が愛おしくなる良作。
前半の導入がまず気持ちいい。
二人の将来だけがおバカやってる周りと違って明るいと思いきや、周りもやることやってたという衝撃。
言葉通り"顔面に水風船を喰らった"ことでスイッチが入る。
そこでパーティ行くしかねえっていう時点で二人とも"青春の才能"はあると思う。
出てくるキャラクターを教室とキャンパス内で一気に魅せて、印象づけしたところがとてもうまかった。
後半の展開、二人は衝突するんだけどそこはちょっと予定調和的だった。まあ、いいシーンなのですが。あのタイミングで衝突するということはその関係は回復するということなので、その仕方が要注目でした。
結果としては割とあっさり。留置所?の面会室でというのが面白いところかしら。
その後の流れは勢いを感じて好きでした。もはやなんでもアリ。
二人がパーティに歓迎されるところをみると、そもそもクラスのみんないい奴らですよねー。あるいは向こうの感覚として、来るもの拒まずってところはあるのかな。日本でも派手に卒業パーティする文化があったらなあ、なんて思いました。