ネ

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのネのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

勉強ばかりしてきたエイミーとモリーは、周りの遊んでばかりいるクラスメートを馬鹿にしていたが、ちゃっかり彼らも卒業後に自分らと同等のキャリアを手にしていることを知る。憤慨した二人は卒業式前夜にこれまで出来なかった青春を全部やる!というのが大筋。

〈特によかったポイント〉
・遊んでいたクラスメートたちをただのバカに描かなかったところ。ふたりがパーティーに来れば拒絶することなく「来てくれてありがとう!」「君ともっとつるめばよかったよ!」と好意的に受け入れてくれる、良い人たちだったこと。
・エイミーとモリーの褒め合戦。モリーが自分を卑下したときにモリーを引っ叩いたエイミーの「わたしの親友になんてこと言うのよ」がとりわけよかった。お互いに褒め合える親友の存在がとても良かった。
・レズビアン女性が、それを主題にすることなく、でも当然茶化さず、向き合って描かれていたこと。
・ピザ屋のお兄さんやトリプルAの説教。ドンチャン騒ぎの映画の中でふと地に足がつく瞬間。映画全体の雰囲気は壊さないけれど、ちゃんと心に残る。

ちなみに、シスターフッド映画か?と言われると、わたしは違うと思った。
女性の友情を何でもかんでもシスターフッドとして捉えるのは、それはそれで枠に当てはめすぎではないかな?とも思う。まだまだ知識がないので個人の見解だけれど、別に2人は何かに立ち向かったり戦ったりしてない。
女と女の話だからってすぐに何かと戦うポーズを取らせないでほしい。
ネ