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呪怨2のkanacoのレビュー・感想・評価

呪怨2(2000年製作の映画)
3.3
〈あの一軒家〉の“呪怨”が新しい住人と不動産屋に広がっていく【オリジナルビデオ版1】の後日談。75分中30分はまさかの前回リピート。実質45分鑑賞というタイパの良さ🤣普通の人間がどんどんおかしくなっていく恐怖と〈恐怖表現やりすぎて、もはやファニー〉な後半のテンションが注目ポイントかな😂(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

◆あらすじ◆
かつて凄惨な事件が起きた“いわくつき”の一軒家。事故物件となるも新たな住み手が見つかるが、その家に蓄積された業…【呪怨】はその新しい住人だけでなく、不動産屋の家族へと広がっていく。不動産社長・達也の妹で強い霊感を持つ響子は、兄の頼みで事故物件の様子を見に行くが、自分には手に負えないとすぐに家を離れた。そしてその家で起きた事件について調査を始めるが…。

❶〈あの一軒家〉の新しい住人と不動産屋に広がっていく【呪怨】の後日談

じゅおん【呪怨】
つよい怨みを抱いて死んだモノの呪い。それは死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。(本編より)

本作はオリジナルビデオ版2なのですが、75分中30分がまさかのオリジナルビデオ版1とほとんど一緒(途中で1分未満の追加シーンはあり)。そのため続けて再鑑賞。1を見た人はその被った部分を飛ばせば実質45分で鑑賞が終わるので、続けてみるのがタイパになってオススメかもしれません(どんなオススメ方法)🤣

ストーリーはオリジナルビデオ版1のラストから繋がっています。例の家の新しい住人と、この家を貸した不動産社長とその妹が【呪怨】に触れてしまい、その〈障り〉が双方の一家へどんどんと広まって崩壊していく姿を描いていきます。直接の続きかつ短いということもあって、続編というよりはオマケ。後日談的です🤔

❷普通の人間がおかしくなっていく恐怖と〈やりすぎて、ファニー〉な後半のテンション

今作の呪いの根源も〈あの一軒家〉であり伽耶子さんと俊雄くんとなります。

バラエティーに富んだ〈嫌なこと・怖いこと〉を詰め込んだ1に比べると、【呪怨】の影響によって徐々にオカシクなっていく人間たちの様子が恐怖表現として強調されているように思いますし、その点が一番不気味です。相手している人間の様子が「どうも変な気がする」「いや明らかにおかしい」…という〈ヤバい人〉に相対する時の不安と恐怖を感じます。

特に〈ヘドバンお姉さん〉は味わい深く…😊畳に正座して前後に激しくヘドバンする結果、長い髪が前に後ろに畳へとカサっ、カサっとこすれて響く音がするのですが、それが箒で床を掃いているように聴こえます。

そんな音に現実で出会ったことはないですが、もしそういう音がどこからともなくした時に、実は横で幽霊のお姉さんが正座してヘドバンしていると考えたら怖いですねぇ~🤭💦

ただ、終盤の展開は奇をてらいすぎていてさすがに笑ってしまいました。これはいっそコメディ…😂「伽耶子が、伽耶子が立った😲!?」とはなりましたが、やっぱり移動する時は這っちゃう伽耶子さん。

そしてラストカット。
どうしてそうなった???🤣
シュールぅ!

2はエンディングに向かって〈やりすぎて、ファニー〉にすら感じるホラー表現へとクレッシェンド型に加速していきます。そのため1とは違って初見時であっても、音量を小さくしたり片耳イヤホンにしたりしなくても大丈夫なくらいの怖さでした。

🏠🐝「ちなみに〈フライパンでスッパーンッ〉は、もはやカタルシスポイント。【呪怨】の仕業であろうともこれは爽快ですね😀👍✨〈ヘドバンお姉さん〉の目のクマ、私の目のクマみたいたいだなぁ。私も明日にはヘドバンしているかもしれんなぁ~…と思う今日この頃🙄」
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