今月で潰れてしまうベイシティにて鑑賞。いつも空いてるから無くなるのも仕方ないんだけど、とても利用しやすい劇場で、マニアックなのもよくやってただけに、残念。なのに、鬼滅でそれなりに賑わっていて、嬉しさと寂しさと。
それはさておき、原作も漫画版も読んだ罪の声を鑑賞。小栗旬?星野源?と思ったけど、二人ともとてもいい役者だなと思った。言葉の出し方と微妙な表情の苦々しさ。素晴らしかった。
この話、そもそも設定だけで3.5点くらいは確定で、世界観に完全に引き込まれてしまう。ずっとワクワク、懐疑的な気持ちにさせられて、言いたいことをきちんと回収してくれた。原作の優秀さを壊してないところも◎。
国家や権力への反発心はわかるし、戦ってきた歴史もわかる。ただ、それに巻き込まれた子どもたちの苦しみからは、やっぱり目を逸らしてはいけない。最後の小栗旬の台詞に、色々詰まってた。
声の罪を犯し、それが罪の声になり、でもその声が救いの声になる終盤。この変遷に痺れたなー。見事な作り。とても面白い。オススメ!
そして、イギリスは素敵だ。