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罪の声のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

罪の声(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

グリコ・森永事件をモチーフにしたミステリー映画。

原作が評価の高い小説なだけに、お話自体は面白かったです。
脅迫電話に使われた子供の声に注目するのは斬新だったし、犯人の目的が株価操作というのも意外性がありましたね。

全体的にそつのない作りと言いますか、原作を丁寧に映像化したんだろうな…という印象を受けました。
正直、映画的な面白みには欠けるものの、小説の分量を2時間半に収めるには、これがベストだったのでしょう。
個人的にはもっと映画ならではの味付けが欲しかったし、デヴィッド・フィンチャーっぽい世界観で見たかったな~という気もしましたが…。

少なくとも、原作小説の面白みはしっかりとパッケージされてると思うし、小栗旬や星野源の出演で見易くなっているのも確かかなと。
「原作に興味はあるけど、本を読むのは…」という人には丁度良い作品なのではないでしょうか。
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