ぢん子

罪の声のぢん子のレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
4.7
何なんだ、昨日に続き今日までも。力入って、途中休憩して挑みました。

未解決事件=3億円事件だったのですが、あの事件があった。

最初は、踊る大捜査線の映画を思い出したんですが、お菓子が棚から無くなった朧げな記憶は子どもにとって大問題。
小学何年生か覚えてないんですが、グリコ森永事件と分かったとき、テレビ版の「64」を観たときのような気持ちが湧き上がりました。

原作読んでないから知らないけど、事件も知っているし、事件を軸にしたストーリーに、すぐ入り込みました。

声の主、三人の人生。
グリコ森永事件、果ては70年代の問題。
色んな場所に行くし、複雑かつ登場人物も多いのに、鳥頭の私でも分かるミステリー。

子ども巻き込むな、ちゃんと墓場まで持っていけよ、いう腹立たしさ。
望ちゃんと聡一郎くんの痛みを伴う人生。

小栗くん演じる阿久津が、源くん演じる曽根に会って、この事件を蒸し返すことに対する新聞の在り方を、上司、古舘に苦言を呈したシーン。
阿久津は、この事件を実体験として知らなくて(憶測)古舘は昭和の男。
めちゃくちゃこのシーン好きです。
アルコール度数高い酒飲んだときみたいに、胸辺りがカッと熱くなりました。(自分の覚え書きでコメントに台詞あり)

お梶さんの台詞の言い方のそれは、さそり人気で婚約を破棄した俳優でした。

昭和のあの事件をこんな形で、複雑なのに分かりやすくミステリーとして、ドラマじゃなく映画化になって、良かった。

覚え書き
テープの歌、わらべ?
佐藤蛾次郎さん。
テイラー。
塩見三省さん。
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