えば

罪の声のえばのネタバレレビュー・内容・結末

罪の声(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

Filmarks試写に当たり東宝試写室にて観賞させていただきました。
正直、最初は142分長くない?って思っていたんですが、とんでもない。
星野源さん演じる曽根俊也が''罪の声''のテープを偶然見つけて聴いてしまったゾクッとする瞬間から、ラストまであれよあれよと引き込まれ、あっという間。
ゾワゾワとした恐怖感と共に、点と点が段々と繋がって線になっていく様、特に小栗旬さん演じる記者の阿久津と俊也が出会ってからの展開は、まるで二人と一緒に事件を追っているかの様な感覚に陥ります。
しかし事件が明らかになるにつれて見えてくる、生島望、 聡一郎姉弟のエピソードには心が引き裂かれるような思いに。
(この生島望役の原菜乃華さんと、大人になった聡一郎役の宇野祥平さんの演技は他の大御所俳優に引けを取らない程、本当に素晴らしい)
俊也と会って聡ちゃんは少しは救われたかな、反対に俊也も救われたのかな…?
悪かったのは事件を起こした大人たちだけ?
色んなことを考えさせられる、ずっしりとした素晴らしい映画でした。
(映画の楽しみ方は人それぞれですが、阿久津目線、俊也目線、生島姉弟目線、それぞれの親目線、色んな目線で楽しむことも出来るし、時代背景を考えてみるのも楽しいし、何度か観たいと思える映画です。
公開後はまた映画館へ足を運ばせて頂こうと思います。)
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