クリーム

悪人伝のクリームのレビュー・感想・評価

悪人伝(2018年製作の映画)
3.9
いいですね、マブリー。すっかり、ハマってしまいました!
内容も苦手なヤクザものだけど、抗争がメインではないので、観易かったです。ヤクザなのに銃を使わないなんて、さすが!テンポ良く進む展開もアクションも気持ち良く、警察とヤクザが手を組むと言う荒手な設定ながら、楽しめました。

ある夜、ヤクザの組長チャン·ドンスが突然刃物でメッタ刺しにされ、病院に搬送された。 刑事のチョン·テソクは、連続殺人事件を追っていて、同一犯の犯行だと睨んでいたが、証拠が無かった。
ドンスとチョンの犯人は、同一人物と考えられ、2人は手を組み犯人を探し、チョンが先に見つければ、逮捕。ドンスが先に見つければ、殺す事に…。



ネタバレ↓



ドンスの元に保管された、殺人鬼が乗り捨てた車から、チョンは犯人の痕跡を探す為、鑑識に依頼。
結果を待ちの間に、ドンスと敵対関係のヤクザ·サンドが刺殺された。 凶器は、殺人鬼がトラックの運転手を殺害した時に使用した刃物で、ドンスがそれを使い殺人鬼に仕業に見せかけ殺した。
それを知った犯人は、サンドの部下にドンスの仕業だとメモを渡し、サンドの子分達はドンスを襲撃しにやって来ます。その場に居合わせたチョンも巻き込まれますが、ドンスに助けられます。
鑑定の結果カン·ギョンホという男が浮かび上がりました。
ある日、ドンスが傘を貸した通りすがりの女子校生がギョンホに殺されます。ドンスとチョン達は、ギョンホを探し出し、一足先にドンスがアジトに連れ帰り、何度も殴っている所にチョンが車で突っ込み、ドンスを跳ねて、ギョンホを逮捕しました。
しかし、決定的な証拠が無く、裁判が難航し、チョンは、ドンスと取引します。ドンスをギョンホと同じ刑務所に収監する事を条件に裁判で証言した。ギョンホには、死刑が求刑された。
数日後、約束通り、ドンスは違法賭博を仕切っていた罪のみで、サンド殺害等はチョンが揉み消し、ギョンホと同じ刑務所に収監されます。刑務所内でギョンホを見つけたドンスは、笑顔で彼に微笑むのでした。

ラストの不適な笑みが良かったです。後は、重そうに走る姿や何でも殴って解決する姿勢等、マブリーの魅力が詰まっていて、満足でした。内容は、細いサイコパスの男がヤクザの幹部をメッタ刺しや、警察とヤクザの共同捜査等、あり得ないけど面白い設定で、楽しかったです。

*ハンスウさん、えくそしす島さん、ありがとうございました♪︎
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