大寒波により
ホームレスに凍死者が続出していた
オハイオ州シンシナティ
緊急避難所はいっぱいで
溢れた路上生活者たちは
毎日
図書館に集まって来る
開館時間前から並び
暖かな図書館内で
歯を磨き顔を洗い
本を読みパソコンを利用する
夜になり閉館時間になれば
締め出されるのだが
ある日
あまりの寒さの中
行き場の無い彼らは
一夜の暖を求めて
図書館を占拠する
ケン・ローチ監督の
『私はダニエル・ブレイク』は
イギリスの話だけれど
あの作品も
福祉の網からこぼれ落ちる人間が
声を上げようとする事が
いかに難しいかと
思い知らされたけれど
こちらも
経済格差や 差別や
退役軍人への扱いや 失業や
視聴率稼ぎだけのマスコミや
自身の利益だけの政治家や
深刻な問題がぎっしりな割には
それらと
声高に拳を挙げて闘うのでは無く
こんな声の挙げ方もあるんだ
こんな闘い方もあるんだと
温かな気持ちになれた
声を挙げること
真実の声に耳を傾けること
自分の頭で考えること
世の中の理不尽を
きちんと知ること
「怒りの葡萄」読まなきゃ✊
それにしても
あの「白熊」の意味は😅❓
