トランスマスター

パブリック 図書館の奇跡のトランスマスターのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
2.0
♯10 公共図書館はこの国の民主主義の最後の砦だ

舞台はオハイオ州シンシナティ市
主人公は訳アリ図書館職員のスチュアート
大寒波の影響で氷点下になるシンシナティでは図書館は寒さを凌ぐシェルター不足で多くのホームレスが来館していた。
一致団結した70人のホームレスは、閉館後の図書館にバリケードを築いて不法占拠する平和的デモを決行する。
市長候補でイメージアップに躍起となる検事とシンシナティ市警の腕利き交渉人とホームレスの間に揺れる図書館職員の行末は…。

◆良い点/注目ポイント
・館長と主人公の自分の仕事の本質に真摯に向き合う姿とヴィランとして描かれる検察や警察も法と秩序を守る番人としての姿が印象的でした。
・図書館の職員に利用者が投げかける無茶振りな質問のクオリティが凄いです。
・シンシナティ市警の交渉人を演じるのは、『Rust』撮影中の誤射事件で訴追中のアレック・ゴールドウィンです。

◆改善点
・無し。

◆総括
・ホームレスの体臭を理由に図書館から退館を求めると、ホームレスの情報にアクセスする権利を奪ったとして75万$の訴訟を起こされるというショッキングな事実を知りました。

-2023年10本目-