グリッドロックのミシンそばのネタバレレビュー・内容・結末

これは素直に怖かった。短編なのでどうしても「回収しない伏線」と言うのは出てくるが、回収する部分としない部分の取捨選択が絶妙に上手い。
子を思う親の暴走と思いきや……最後にゾワっとさせられる。
馬車の事故、森の浮浪者とかは「回収されていない」ので消化不良だが、そこまで回収するとなると、多分最低でも100分はランタイムが必要になるだろう。
再度見返すと、序盤の主人公の言動なんかの意味が改めてよく理解できて、二度楽しめる。
あと、中盤に出てくる頑なにトランクを開けない男は、誘拐とは結局何の関係もないのだけど、多分別の犯罪はやってるんだろうなあ(もちろん、やってないかもしれない。そこは妄想で補うしかないのだろう)。