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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のまるまるのレビュー・感想・評価

3.3
ウェス・アンダーソン監督作品。
「犬ヶ島」の演出で、実写で、おフランスの街で、作ってみましたな映画。
画面の色彩とか演出が面白くて見入ってたのですが、それも最初の30分くらいまで。
どんな感じなのかはトレーラー見てもらえればよくわかると思います。
犬が島は外国人から見た日本的な雰囲気でしたが、こちらはアメリカ人から見たフランス的な雰囲気なんでしょうか?

なんでしょうね。
やっぱり、「犬ヶ島」ストップモーションアニメーションの嘘の許容値と、「フレンチディスパッチ」実写映画の持つ嘘の許容値は違うと思うんですよね。
なんて言うか。
いい大人が何やらされてるんだよと。
ストーリーで引っ張ってくれないと、とんがった画面が、やけに浮いて見えるというか。
そんなわけで、だんだん飽きてきました。
日本で言う昭和40年代のフランスについて、僕にその素養があれば楽しめたのかもしれませんが、観てるうちに、なんかもうどうでもよくなってた自分がいたw

ラストカットのフランシスマクドーマンドは、これぞフランシスマクドーマンドな感じで、ちょっと幸せだったw
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