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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のたむたむのレビュー・感想・評価

3.7
『アステロイド・シティ』鑑賞に備えてリハビリ予習。(昨日鑑賞済み。レビューは後日♪)

ウェス・アンダーソン監督による 、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌編集部を舞台に繰り広げられる群衆劇。

編集長の急死により廃刊が決定した雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の編集者たちが、個性あふれる魅力的な記事を最終号に残そうと奮闘する様を描く。

しばらく温めていて、いよいよ満を持して…だったのですが…ウェス監督3作目にして遂に瞼が。。
過去作『ムーンライズ…』や『グランドブダペスト…』はストーリーの解釈が出来たけど、正直これは良く分からない(笑)というか、とにかくインプットする情報が多過ぎて、処理し切れなかった( ´^`° )

相変わらず、メガ盛り級・豪華キャストによる登場人物の多さに加え、画と文字情報の洪水に私の頭では全く追い付かず(汗)ここまで来ると監督のエゴを押し付けられてる気がしないでもないけど、嫌いにはなれない。というか、むしろ好き♡

モノクロとカラーの移り変わりや、終盤のアニメーション、エンドロールのセンスに至るまで、とにかく全てが愛おしい。。完全に取り残されたけどw

ウェス監督作の何に惹かれるかって、やっぱりこの唯一無二の世界観と独特な色彩美に尽きますね。
作り込まれたセット間をシームレスに横展開するカメラワークは、映画というより舞台絵巻を見ているよう。直接的に喩えるなら、本作はオシャレなブティックのショーウィンドウを延々と眺めているような…もしくはアートギャラリーを巡回しているような感覚に近いような気もする。

レア・セドゥのオールヌード、モノクロでも美しいティモメ、大好きなティルダに釘付けの私でした。
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