Wata

思い、思われ、ふり、ふられのWataのレビュー・感想・評価

4.0
閉塞感のその先へ。
"ここではないどこかへ。"


"思い、思われ、ふり、ふられ"

思慕が詰まった優しく儚い素敵なタイトルですよね。
青春のきらめきや切なさと、未成年だからこその息の詰まる閉塞感とが感じられてすごく好きな雰囲気の作品でした。✨

浜辺美波顔きれいすぎるし、北村匠海もかっこいいし、二人とも声素敵ですし目も耳も幸せでした…!


人生ってタイミングが全てですね。
あの時ああしていれば、こうじゃなかったら、と後悔は尽きないけれど、一度逃したタイミングはもう戻ってこない。

タイミングを逃す時は大抵、勇気のなさと、言い訳、そして自分に素直になれない事が原因。

自分の思いをぶつけて素直になることが一番、って分かってはいるつもりなのだけど、なんでこんなにも素直になるのって難しいかな。

行き詰まった未来から這い出そうともがく4人の決意と決別は清々しいけれど、もう誰もこの場所には戻ってこないんだろうな…と思うと切なくてやりきれません。



澄み切った諦念と決別に胸が苦しくなりながらも、未来に開けた素敵な作品でした✨

自分の居場所がここでないならば、先に進むしかない。
Wata

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