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思い、思われ、ふり、ふられのamuのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「アオハライド」と同じ咲坂伊緒先生原作コミックの実写版。「アオハライド」はめちゃくちゃハマって全巻持っていたけど、今作は原作未読。展開早すぎる気がしたけど約2時間におさめるにはうまくまとまったのかなという印象を受けた。

ちなみに実写の「アオハライド」はだいぶ前に鑑賞済みだったので自分どんな感想書いてたっけ?と見てみたら、まさかの記載漏れしてた。近いうちに再鑑賞してレビュー書こ。

で。今作は、
別マ掲載の作品という点、男女4人が主軸に絡んで展開していくのだろうという点(ビジュアルが4人だし)からいくえみ綾先生の「潔く柔く」初期描写のような嫉妬で苦しんだり、嫉妬ゆえに意地悪な性格の人が出てきたり系(これは「アオハライド」もそうだけど)の話かと思ったら、良い意味で全く違くて、人を信じること自分を信じることの大切さがベースにあって、終盤、ずっとじんわりしてた。

自分のことより大事な相手(や家族)を優先してしまう思いやりに溢れた4人が出会うべくして出会ったような優しい世界で、家庭環境と優しい性格がゆえに自己犠牲精神になってしまい苦しんでいたそれぞれが、自分を大切に出来た時の乗り越えたものの大きさは計り知れなくて、、泣いちゃった。

主演のツートップが浜辺ちゃんと北村匠海さんなのでここがくっつくと思っていたら意外な方向に展開していったわけだけど、途中からそっちとこっちのペアで上手くいって欲しい気持ちになれたので最終的な着地は心底良かった~涙となれた。

初めはこの二人が想いあっていたこと、家庭の事情で好きだと相手に伝えることも出来ない苦しみ、でもそれでも想いあってしまうとなるともうあとは逃げて心中するしか無くなっちゃうから(極端)このグイッと力いっぱい方向転換した咲坂先生の持っていき方、さすがでした。

浜辺ちゃん、こんなに演技微妙だったっけ…と多少気になりもしたけれど、可愛いから良し。

演技としては乾くん役の赤楚衛二さんがとても良かったと思う。あとケーキ屋さんの店長が野間口さんなのなんか良かった。
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