【!】バイオレンス・グロ描写がふんだんにある映画なので、苦手な方はご注意!
恋愛ドラマ成分30%
ヤクザ映画成分60%
ブラックな笑い10%
ぐらいの割合だろうか(当社比)。
主役の若者2人よりも反社勢力の皆さんのキャラが濃いので、どうあがいてもヤクザ映画。
しかし、生きる理由を見出していく若者2人の恋物語としても成立している不思議。
終始巻き込まれ状態の2人が主役だからか、ヤクザ達の争いが心底くだらねえと思える作りになっている。
だから、いくらヤクザ映画成分が高くとも
これはラブストーリー!
言っていることが矛盾しているような。
まあ、いいか。
おそらく、作中で1番常識人でとばっちりを食らった主役の窪田正孝は良かった。
アクションもしっかりしていたし、
『Diner』でも見せた細マッチョぶりも健在。
もう1人の主役、小西桜子の不安定で今にも壊れてしまいそうな感じも、守ってあげたくなる説得力がある。
一番カッコいいのは、内野聖陽。
極道オブ極道な役で圧がすごい。
出所したてで、時代に取り残された哀愁が渋さに拍車をかける!
終盤の死闘シーンでアドレナリンMAX!
大森南朋&染谷将太のクズコンビもいい味出している。最初から最後までクズで道化なのが清々しい。何よりこの2人がいないと話が進まない。
そして、今作のMVPは間違いなくベッキー。
復讐に狂う女の鬼気迫る表情がエクセレント!
おはスタに出ていたあのお姉さんが、こんなにハジけた演技をするなんて。
おはスタを見ていた小学生の自分に伝えても、多分信じやしないだろうな。
ユニディには何でもあるのがよくわかる映画だった。