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幼い依頼人のbutasuのネタバレレビュー・内容・結末

幼い依頼人(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画としての評価はもっと高いのだが、あまりに心にダメージを受けてしまったので★3。

ひたすら凄惨でリアルな児童虐待を見せられる映画。もうただただ本当に辛い。死んでしまったあの弟の無邪気な笑顔を思い出すたびに泣きそうになる。姉を演じた子の演技も凄まじく、あの怯えた表情が本当に演技なのかどうか心配になってくる。あの二人の可哀想な子どもたちは映画だから、本当にはいないから、と自分に言い聞かせて何とか心を保ったところで、これが実話を元にした映画だということに気が付いてまた吐きそうになった。とにかく演出や芝居があまりにリアルで凄まじく、軽くトラウマになってしまったレベルでキツかった。

しかしポスターのキャッチコピーである「私が弟を殺しました」は無いわ。この映画はミステリーでも何でも無いし、無理やり言わされているこれをあえてキャッチコピーにするなど、ミスリード以外の何物でもない。もっと児童虐待とテーマにした作品であることを大々的に打ち出すべき。そうしたらここまでダメージを負うことはなかったのに…。もう本当にしんどい…。
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