Pnori

ディヴァイン・フューリー/使者のPnoriのレビュー・感想・評価

3.5
何これ!続きあったら絶対観ちゃうよ?

イケメン主人公が悪魔祓いに巻き込まれる動機付けがしっかり描かれていて、信仰心のトラウマと葛藤しながら頑なに強張っていた心を解放していく、と言うあるあるパターンだが、情に流されて気がつけば…ではなく、ハッキリと自分の意思で行動していて矛盾を感じないのも良い。

エクソシスト作品に悪魔を統括するボスを登場させちゃったりして、一歩間違えたらコケそうな危うい綱渡りをしつつも、神父様の言霊にすっかり心を打たれてしまう自分。
すっかり汚れちまった己の心には響まくりだったよ…。

全力ゾンビと見間違うような躍動感ある悪魔ばっかり出てくるけど、気持ち悪さでは負けていないので流す。

前半は超絶好みのエクソシストだったけど、後半は格闘モンスターアクションになってしまってちょいと残念。ここまでドヨーンとした雰囲気だったのもあって気持ち良いくらいに悪魔を殴り飛ばすもんだから見ていて爽快感がハンパない。エクソシスト映画なのに何この爽快感(笑)

ラストは後ろ手に聖水を投げて、建物を燃やしちゃうようなスタイリッシュなシーンがあっても良かったかなぁ。絶対カッコイイと思うけど。

もちろん続編、作るよね?
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