おばけ

はちどりのおばけのネタバレレビュー・内容・結末

はちどり(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

思春期の多感で敏感で壊れやすい気持ちを表すかのように、複雑に入り乱れたストーリーだと思った。表面的に観れば、難しくはないが色々なメッセージが含まれている作品だと思う。
それを全て理解する、見守るのはとても難しい。そのこと自体が思春期の子どもの気持ちを理解できない大人たちや、顔は知っているが本心を知っている人はどれほどいるだろうか?という作中に出てくる漢文(恐らくテーマ)を表現しているようだった。

指をなくした男の歌を歌ってからの【自分を嫌いになった時は、両手の指を動かしてみる、私には指が動かせるんだって神秘を感じる】と話すシーンもかなり複雑。

『明心寶鑑ミョンシンボガム』の「交友篇』

相識滿天下 知心能幾人

相識るは天下に満つるも、心を知るはよく幾人ならん
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