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はちどりのFHTのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
4.2
すごい。。

ストーリーとしては正直大したことないし、内容が良いかと問われると何とも言えない作品なのに、パク・ジフ演じるウニの存在に夢中にさせられた。

リアルな家族風景、家族の会話をのぞかせて頂いた感覚。

終始音楽のセンスが光る。
アンビエントサウンドが静かに静かに雰囲気を作り出す。
2時間半のボリュームにしては音もセリフもシーンも少なく、展開もそこまで無い。正直静かすぎて眠りそうになったりも。。
だが、1つ1つのシーンにガッツリ浸れるように作られている。

そこで魅せるパク・ジフの表情の細かさ!
彼女の瞳が綺麗すぎて吸い込まれそうでした。ボブヘアー似合いすぎ!!

ストーリーは1994年を生きるウニの家族の物語におけるウニの成長を描いた作品。

ウニを好きでいてくれた男性と初めてキスを交わしたり、ウニと友達になりたくて声をかけた女性と深まりあったり、大好きな塾の先生に出会ったり、父親に怒鳴られたり、兄に殴られたり、大きく動いた社会情勢を経験したり、耳の病気で病気に入院したり、1年の内で様々な経験を経てウニの心はどう変化したのだろうか。

余韻が強烈でラストシーンの続きが気になる。。もう一度見たいなー。
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