本筋は『シビル・ウォー』と『インフィニティ・ウォー』の間の話。1箇所『エンドゲーム』後があるけど。この3作観てれば、一応流れは繋がる……のだけど、間が空きすぎてちょっと混乱した。本来の2020年5月公開でも、やっぱり忘れてたかも。
面白かったし、お題通りにナターシャというキャラの掘り下げとして、きちんと人間ドラマやってて好感。何より元スパイだけに、007オマージュのスパイ映画風と言うのが、単純にディテールを追うだけでも楽しかった。
しかし、MeTooに端を発したシナリオらしく、公開が1年以上遅れたのは、その流れは今でも続いているとは言っても、やや時期を逸した印象はあった。本来はこっちもズレてるけど、『ワンダーウーマン 1984』より前だったわけで。
MCUの立役者であったジョス・ウェドンに対しての落とし前的な意味でも、このコンセプトに大きな意味はあったけれど、本来の予定で上映されていたらと考えると、残念でならない。
