t0moriさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(67)
ドラマ(1)

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.1

想像していたよりもずっと良かった。

本編はイメージ的にアレンジされているけど、実際のジュディ・ガーランドが少女期に受けたハラスメントや性的虐待はこれ以上だと言うし、物語の中心となったロンドンでのショ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.0

見逃していたのを漸く。

うーん、これはダメだ。ジョン・ウィックシリーズは1作目が一番良く、だんだん劣化していくなぁ。
2本目まではひたすら殺し合いでも、そこにはこのシリーズの特徴である厳然としたルー
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.9

ジェニファー・ロペス、化け物か?と思った冒頭のポールダンスを経て、そのままアネゴキャラを貫き、且つ母でもあり友情を糧にしていた一人の女性でもあった姐さんに乾杯。
すこぶる面白かったし、シングルマザーた
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

3.8

初回公開当時にリバイバルか、当時頻繁にやっていた何かとのオールナイト上映で観たきりの筈なので、40年経つのか。早いな。
その間、ディレクターズカットとかあったようだけど、それらのバージョンは観てない。
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.7

公開当時、話題になっていたのを見逃して、BDを買ったままになっていたものを、漸く観賞。

いい映画だとは思うけど、常に鳴りっぱなしの音楽とか、昭和のコントを思わせる効果音とか、3時間近くこの繰り返しだ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

分かりやすく禍々しかった前作ほどでないにせよ、文字通りこの世の物とは思えない美しい映像の中で、ずっと禍々しさが漂う怪作。

こちらの常識で測れない村人たちの因習に巻き込まれて行くアメリカ人が、逆に嘘、
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「走れメロス、メロスは走った。」
と観賞後に思わず呟かずにいられない。

何というか手法にこだわりすぎたんじゃないかなぁ、と。撮影はそれはそれで凄いと思うし、兵士の危機や緊迫感もリアルタイムに伝わって
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.6

ネトフリで観れるからとついつい後回しにしていたけど、やはり劇場で襟を正して観ようと足を運んで正解だった。

離婚を描いた映画だと、近年では『ブルー・バレンタイン』が印象的だったが、あれは胸が締め付けら
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.3

予告編は概要をよく表してはいるものの、作りや煽りに、どうも地雷の匂いがしていたが、観てみればよく出来た倒叙ミステリーの秀作だった。キャスティングが豪華すぎたのが、かえって胡散臭く見えて、損をしていた様>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.5

予告編が見せすぎの感があり、その通りの内容ではあるけど、それだけで語れない面白さがあった。ツボがあちこちにあり、終始笑いが堪えられなかった。
特に、森田くんがツボで、彼の動向を追うだけでも十分楽しめる
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.5

散々頓挫し続けての漸く完成の報を昨年聞き、楽しみにしていた。どんな奇妙で幻想的な内容でも受け入れる準備は出来ていたが、どちらかというとこれは……テリー・ギリアム版『8 1/2』じゃねーの、とw ここで>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

元々、ディテールにはこだわりの薄いイーストウッドだったけど、特に近作ではその拙速さに拍車がかかった感じ。『アメリカン・スナイパー』あたりまでは、その拙速さが逆に切れ味や、過剰に語りすぎない故のフェアな>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

新年早々、仕事に追われ本格的に修羅場になる前に、スケジュールをこじ開けて鑑賞。無理して観て良かった。

クリスチャン・ベールが素晴らしい。上半身が少し堅い感じで、常に猫背なのは、車両下に潜り込んだり、
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

ゲラゲラ笑って観てたら、いつの間にか笑えなくなって、固まった笑顔のまま、最後まで観終えた。いやはやいつものポン・ジュノ作品と言えばそうだが、実にお見事。今までポン・ジュノ監督の長編はすべて観ているけど>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.6

『釣りバカ日誌』マフィア編的な趣きの大長編。淡々とした語りの中、細かい段取りをすっ飛ばし、スーさんの命令で冷淡に仕事をするハマちゃんの姿を切り取った、スコセッシの演出に唸る。鈴木建設ならぬ、全米トラッ>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.8

驚嘆した。内容的には前作の仕上がりが担保してる感じもあるので、何も不安なく鑑賞したところ、想定以上に前作と違う印象の映画になっていたからだ。

原作既読者にとっては、敢えてオミットされたリンさんのエピ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

年内最後の映画としては重過ぎたかも。
あまりに現実ありのままの物語が過酷過ぎて、言葉がない。社会の在り方の問題が大きいにしても、本人の愚かさもあり、とはいえ、ただ必死に生き、這い上がろうとしているだけ
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スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

非常に満足度の高い(取り敢えずの)完結編だった。

JJのまとめ力に脱帽。

前作『最後のジェダイ』は色々と問題のあった作品でもあったが、同時に僕の中では、スターウォーズシリーズの本来の在り方に強引に
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

楽しめたし、キングの原作(未読)に寄せる為に、うまく路線を切り替えたんだろうな、と分かる。こんな続編もありなんだな、と感心もした。原作ファンには当然かも知れないけど、まさか『シャイニング』の続編で、超>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと期待し過ぎてしまった。
ジェームズ・ガンがプロデューサーに名を連ねているし、「もし、スーパーマンが正義に目覚めずに邪悪な者なったら?」という思考実験から始まったであろう企画としても、もうちょっ
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真実(2019年製作の映画)

3.9

事前にNHK-BSのメイキング番組を観ていたので、慣れない現場で緊張する是枝監督が、本領が発揮出来なかったのではと懸念したけれど、杞憂であった。取り立てて大きな事件も起きないけれど、抑制の効いた演出で>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

20日に観たのに、また記録忘れてた。

テレビシリーズからどう繋げるか?と思っていたけど、特にそこは意識せず、中盤は抜いて、大胆に真淵拓真編以降の最終展開のみに集中した作り。真利子監督の原作愛が溢れて
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

初Dolby Cinema、Dolby Atmosで鑑賞。
黒の階調表現が見事で、この作品ををこの形で観たのは正解だった。

『タクシードライバー』『キング・オブ・コメディ』を下敷きに、劇中でも上映さ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.8

いやあ、ここんとこの、フィクションで歴史の暗部を救う、歴史歪曲シリーズ第3段としては特に良かった。タランティーノの映画愛が溢れんばかり。久しぶりにかっこいいブラピを観た気がする。ディカプリオは最近こん>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.0

詳細に感想を残す時間がないので、ざっくりと……。

前作『ゲットアウト』に輪をかけて、暗喩の塊り。なんだか設定がおかしく感じる所や、どうなってんの?と思う所、そりゃちょっと無理やり過ぎないか?と感じる
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.8

なかなか記録を残せず、メモ的に……。

劇場で観たのは30年ぶりかも。20代の前半、何度も当時の二番館で観たのを思い出す。
プリントは2007年のリマスター版らしい。今回の上映について、黒を締め過ぎで
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.6

グランドシネマサンシャインのIMAXを体感したくて、特に観る予定でもなかったけれど、デヴィッド・リーチ監督という事もあり、国内最大シアター最初の1本として鑑賞。

スピンオフらしく、禿げ散らかしたオヤ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.9

『君の名は。』はあまりの盛り上がりに引いて劇場では観ず、後からWOWOWか配信か何かで観たものの、クライマックスの展開がどうしてもひっかかってしまい、ヒットしたのは理解できたものの、好ましいとは思えず>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.5

また1週間寝かせてしまった。鑑賞は先週。
シリーズは全作観ているが、特に過剰な思い入れがなかったせいかもしれないけど、今作が一番良かった。

このシリーズを始め、ピクサー作品は制作者である大人たちの個
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

かなり満足度高し。『エンドゲーム』以降の最初のMCU作品でありながら、その流れもうまく踏襲した上で、肩の力の抜けた、正しくティーンエイジャーのスパイダーマンを観せてくれた。
『コップカー』で、少年同士
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

評判を聞いて慌てて鑑賞。
なるほど、これは思いのほか深い作品だった。

映画の中では男女の話だが、同性同士でもあり得る話。アイデンティティが確立される過程では、依り代とでも言うべき自己を重ねる対象が必
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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.8

本当にダメな父親を、ウディ・ハレルソンがハマり役で演じていた。ナオミ・ワッツの天然だけど、すっかりくたびれた母親もお見事。主演のブリー・ラーソンも、思春期から20代後半?迄を違和感なく演じ、好感。>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

4.5

予告から想像した通りの仕上がりで感心。原作ファンからしたら、現状ベストのアニメ化だったと思う。

琉花の視点に絞って、他を極力削ぎ落とし、作品のテーマ性や見せるべき画のみで展開させたことは、良かったと
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ぼんやりしてたら、観てから2週間も経っていた😅 別に書きあぐねていた訳でもなく、かと言ってどうしても書いておきたい!と言うこともなく、何となく……。

個人的には前作、通称ギャレゴジがまったく合わなか
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

レーザーIMAX3Dで鑑賞。前回の『アリータ』ではCG処理で3Dにしたシーンが多いせいか、今ひとつ通常IMAXとの違いが分からなかったのだけど、今回はバッチリ、劇場とスクリーン内が地続きに感じられた。>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.8

実に自由奔放なコメディ。なんでもありの茶化しで、かつての政権の中枢にいた人々を笑い飛ばす。目の前て起きる出来事の、あまりのデタラメぶり、あまりの惨状に、始終くすくす笑いが止まらなかった。
しかし、当時
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