ほ

ブラック・ウィドウのほのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

一番の思い出が偽りなら…。

個性的で我が強いアベンジャーズの面子の支え役としても、シールズの有能なエージェントとしても立ち回ってきたナターシャの過去を暴き、それに向かい合うお話。
生意気な「妹」とのやりとりが軽妙で楽しく、昔の栄光にすがりつく「父親」が居たり、「家族」というチームをまとめる「母親」が居たり。ナターシャを作り上げたものたちの片鱗が見て取れる作品でした。
子どもを攫い、エージェントとして育て上げるレッドルームと子どもたちのほの暗い雰囲気が漂う導入が好きでした。
スーパーパワーやオーバーテクノロジーが登場しない分、地味な作品には入ってしまうと思われますが、決してつまらなくはないです。女性が自分の力で選ぶ権利を手に入れる寓話的な話でもあると思います。
ほ