鍋山和弥

ブラック・ウィドウの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

『ブラック・ウィドウ』こと、『ナターシャ』の、過去の因縁の物語。『レッド・ルーム』で、冷徹な暗殺者として、育てられたが、どんなに、感情を、殺した暗殺者に、育てられても、やはり、人間。感情を、全て、殺せるわけじゃない。暗殺者も、1人間。安らげる家族を、求めてしまうということだ。『ナターシャ』にとって、昔の、『偽家族』も、『アベンジャーズ』も、強い絆で、結ばれた、仲間であり、家族。こんな繋がりが、できてしまうのは、やはり、人間だから。どんなに、訓練を、積んだ暗殺者でも、それは、変えられない。そう、組織に、忠誠を、誓っても、やはり、いいことはない。組織の駒にされるだけだ。人間らしく、生きるためには、駒にされてはダメ。自分の意思を示す。それが、大事だ。だが、自分の意思を、示し続けることは、様々な、障害が、あるだろうし、大変だ。だが、示さないと、したいように、生きていけない。仕事には、訓練が、必要だが、心が無ければ、ロボットと同じ。生きる楽しみがない。そんな、仕事だけの人生など、辛いだけだ。自分が、自分でいられるには、時には、組織に、逆らうことも大事だ。もちろん、正しいことにまで、逆らう必要はない。自分が、正しいと思う道を、いくことが、大切だ。『アベンジャーズ』は、国連の許可無く動けないが、そこは、常に、従う必要は、無いはず。現場の判断というのもある。『踊る大捜査線』の『アオシマ』のように。
鍋山和弥

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