消えた筈の炎、あのオーケストラの傍らで静かに煮えたぎる幾つもの内なる感情。怒りや後悔や長年の切望、情熱。それを千変万化の表情だけで魅せている。なんちゅうシーン。素晴らしすぎる。
静寂の中で強く印象を残す火や波の音、息を飲むような映像美も言わずもがなですが、”妻や母親にならなくてはならない”という辛辣な現実や望まぬ妊娠、女性であるからこそ避けられぬ不自由さは美化せず、無視せず葬らずにしっかりと責任を持って描かれていました。
魂を持ってかれた気分。なーんでこんなにも美しいの??????シンプルに脳が大喜びだったし、胸がぎゅいんと締め付けられる。やっと見れてよかった。良すぎたレズビアン作品、やっと見れて良かったです。