鮮魚

燃ゆる女の肖像の鮮魚のネタバレレビュー・内容・結末

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

とても静謐な雰囲気のなか物語が進んでいくのがなんとも美しく、心が奪われた。


二人の強い眼差し。
エロイーズは、たとえ手に入らなくても、心から人を愛することを知って幸せだっただろうか。


侍女の女の子もとても可愛かった。

ゲームを楽しむ3人の姿は、身分もしがらみも悩みも憂いもないつかの間の、でもかけがえのない時間で、いつまでも見ていたかった。


絵画って、やっぱりすごいな。
その"場面"だけでなく、そこにいる人々の感情や、聴覚・視覚・味覚・嗅覚・感触の五感の情報も、すべて切り取って残せる。
なんて生々しく、美しいんだろう。

この映画のおかげで、次から絵画の見方が変わりそう。また少し、新しいことを知ることができました。
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