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燃ゆる女の肖像のnaoズfirmのレビュー・感想・評価

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
3.4

秘密🎬

ストーリーはフランスの孤島を舞台に結婚を予定している貴族の娘と女性画家の恋模様を描いた作品でした。作品は貴族の娘と画家の出会いと別れを軸に決して結ばれない、切なく濃密な愛が描かれていました。この時代の女性は自由な恋愛結婚など許されず、出世や利益の道具として政略結婚させられました。ストーリーはこれと言って大きな展開や派手さはなく、正直フレンチ映画のテンプレを観ている様でした。18世紀頃、同性愛は世界的に見ても禁止されている国が多かったですが、1791年にフランスで同性愛行為を西ヨーロッパで初めて非犯罪として扱いました。自由を渇望する二人は惹かれるべくして惹かれあった存在であり、恋に落ちていったと思いました。
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