fillmarks試写会にて🎥
時代はナチス一色
皆がみんな、どうかしていたのかもしれない
日本だってそうだ
「売国奴!」とののしられるシーンで、
日本では「非国民!」と言われたのだろうと思った
主人公のフランクは、ドイツ軍に召集されるが拒否したために収監される
どんなにか故郷に、家族の元に帰りたかったか、
しかもそれは自分のサイン1つで叶い得ることで
でも“間違っていると思うことは出来ない”
その信念が、フランクという人そのものを形作っているのだと思う
そして過酷な囚人生活の中で決断を迫られる
フランクの故郷はオーストリアの標高が高い地方なのかな、本当に美しい土地だ
羊を飼い、畑を耕して、子どもたちは遊び、身の回りのことを手仕事でして、助け合って暮らしている
フランクが連行された後は女性だけで精一杯働く
それよりも辛いのは周りの人の態度だ
(たまに字幕が無くなることがあって、それは大抵誰かが激昂している時だった)
何度も涙があふれたのは、辛いのが当たり前みたいになってしまった時にふと優しさに触れたり、
こんなひどい目にあっているのに、倒れているものは直すという普通の感覚を失わない所にだった
劇中、ジャッジという言葉が使われる
フランクは誰のこともジャッジしてないし、
フランクが闘っていたのは自分とだと思う
そして誰だってこの主人公フランクのことをジャッジしたりできないと思う
故郷での日々が丁寧に描かれ、自然の美しさもふんだんにスクリーン一杯に
さあ3時間だぞ、と覚悟して行った
観終わって頭がまだ熱いから満点なのか自分でも良く分からない
今年のbest入り✨