パーコーメン

バクラウ 地図から消された村のパーコーメンのレビュー・感想・評価

4.5
唐突な始まりから村に奇妙な出来事が多発、次から次へと謎が押し寄せる奇々怪々な映画。
グロいシーンやカルト描写は少なめなのに、一つ一つが長く、謎を含ませて進めるので気持ち悪いものがずっと続く。とにかく意味不明な前半。
露出シーンはあるが物凄く自然体であえて強調させていないのが良かった。
はぐれた村を潰す為に殺し屋を雇って応戦し、最初は圧倒するが最後は武装した村人に徹底的に殺される。しかもこれが初めてでは無いことを物語る、博物館の描写。ダサ目のズームやまるで西部劇の様な銃撃戦の後半も妙な感覚。普段ならワクワク出来る描写も誰もいない村だと気持ち悪さが勝る。
宇宙的な描写や外国人、村の風土、バイオレンス、勧善懲悪、後味の悪さ、色んなテーマを詰め込んだ後を引く気持ち悪い作品。見るたびに印象が変わりそうです。クセになる。
歴史は繰り返される。