梅雨

バクラウ 地図から消された村の梅雨のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

これは、
白人の有色人種の現地民侵略虐殺の歴史を
とある村単位で再現した話だなと感じました。

娯楽のハンティングの的(撃ち殺す的)として
現地人を獲物扱いした白人がかつていた事実。
その残虐性や有色人種を下等とみなすおごりは、
倫理や社会モラルで抑えているが
実際今も存在します。(住んでみるとよくわかる)

勝手に現地人の住む場所を
"発見"し、自分らの都合で
地名をつけたかつての白人たち。

現地民の言語からなる元の地名は多くは無視され
名前は奪われたこととかぶります。
(物語上は村人を虐殺に都合良いため地図から抹消されたのですが)

最後にドイツから移住した白人アメリカ人の
リーダーのセリフ、これまで沢山殺してきた
これは始まりに過ぎないという旨の捨て台詞...

この映画内では、有色人種の現地人が
リベンジしある種のカタルシスがありましたが

リアルでは現在も白人の先進国による
有色人種の発展途上国の搾取の現実を考えたとき、
終わってないと感じ暗い気持ちになりました。
梅雨

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