このレビューはネタバレを含みます
いやぁ、なかなか辛い内容だった。
素朴な幸せを求めているだけの家族に、なぜもこうも不幸なことが次々と起こっていくのか。父親リッキーが、癇癪もちな性分だったり、人生の選択を間違えたり、自身の責任もあるのかもしれないが、それでもストーリーを通して、様々な災難が降りかかる様子は見るに堪えない。思わず「それ言っちゃダメ!」とか「その選択はいかん」と言わずにはいられない。
奥さんや、次女がけなげで、それだけにやるせない気持ちになる。
日本も、今後、成り行き次第では「こうした余裕のない世界になっていってしまうのか」とか「すでに日本でもこうした状況に陥っている人たちもいるのかな」といろいろ考えさせられる。ただ日本の場合は、海外のようなトラップ的な想定外なことが起こりにくいというところは、非常に幸せなことなのかもしれない。
息子のやっている活動には、どういうメッセージが込められているのかを知りたかった。