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家族を想うときのUのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
3.9
最近「2024年問題で運送業者の時間外労働時間が年間960日以内になって、全国の物流に支障が出る」みたいなのを聞いてとんでもない違和感を覚えたからタイムリーだった。
「忙しい仕事に従事する誰かの時間外労働時間が制限され、ワークライフバランスを取れるようにしている」とかじゃなく、「仕事してくれなくてみんなが不便になる」みたいな文脈に繋げられてるの誰が言い出したか知らないけど、「人」=「誰かの家族かもしれないし、友達かもしれない、特定可能で代替不可能な個人」に仕事やってもらってる意識なさすぎだろ、人の心欠けてない?と思ってたのまさにこれだった。

もうあまりにも現実に近すぎて、自分が生きてることより現実感を覚えたから、映画だと全く思えなくてびびった。学校は行ったほうがいい。これはマジ。あと労働条件はちゃんと見たほうがいい。説明を間に受けずに....社会怖ェ〜!!!最初からこれはきな臭い条件だべと思ってたら本当にそうだったし。とにかく自己責任と社会構造の歪みと悪のグラデーションを感じるよ。割り切りも切り捨てもできない、いったいどうすりゃいいんだ

あんな不幸を、とも思えない。どんな家族にも問題はあるのは本当だし、子供は何かしら予想外の問題を引き起こすし、親は完璧じゃないし、アーすいません....

豊かさには家族の存在が不可欠だけどその豊かさのためにはお金がいる、のか?いやいるんだけど、賃貸で何がいけないんだと思うし、借金だけコツコツ返していけないのかな。いやお金は絶対いるんだけど、うーんでも更なる幸せを求めて何が悪いんだとも思うしこりゃあどうしたら良かったか考えることの方が大事だな
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