こうみ大夫

家族を想うときのこうみ大夫のレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.8
きっと是枝裕和が描き切れない何かをケン・ローチは特別なショットも無しに、淡々と見せつけてくる。ケン・ローチ作品はリアリティの繰り返しだ。イギリスのある家族の日々のダイアリー、それは間違いのないこの世のリアリティだ。そしてこんなにも特別なことは起こらないのに、我々はどの映画よりも家族の愛を感じる。私はダニエルブレイクの時も感じたが、ケン・ローチの力強い語り、無骨さに圧倒される。あと今回、娘がめちゃ良かった。
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