善意の波及
ニューヨークで玄関に10万ドルが入った袋が置かれる事件が立て続けに起こる。人々は贈り主を“善きサマリア人(善きサム)”と呼び、そのニュースで世間はもちきりになるが………………
ストーリーの系統としては“ほっこり系”だが、イマイチ盛り上がりに欠けたかな。
見返りのない善意が題材なのは素晴らしいが、もう少し善意が波及する様子を丁寧に描いて欲しかった。
ラストも変にラブ寄りに持って行ってしまったため、折角の題材がボヤケてしまった感は否めない。
作品の完成度としてはイマイチ感はありましたが、人を思いやる気持ちが薄れてきているようなご時世に、こういった作品は悪くないと思います。