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ANIARA アニアーラの青ののレビュー・感想・評価

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)
3.0
【鬱】

・放射性物質と環境悪化で地球もう無理。てなわけで火星に移住しようぜ!
8000人を乗せた巨大宇宙船アニアーラ号は宇宙へ旅立った!
…が、事故で燃料が空っぽに。影響で軌道を外れて見当違いな方向へ。
8000人を乗せた巨大宇宙船は、制御できぬまま外宇宙を彷徨い続けることに。
そして、ただ時だけが過ぎていく…。

★以下未見の方は読まないでください。
























【 ネタバレ有り 】
・昭和のアニメに『超時空要塞マクロス』てのがあって、新宿や渋谷がそのまま宇宙船になっちゃったみたいな舞台設定だった(超時空ざっくり)。
今作、そんな街並みは無いものの、街が宇宙船ってとこは似ているかも。
だが、なんせそこは北欧映画。ワクワク要素皆無、とにかく暗い。終始お通夜。町中華もコンサートも無い。
お国が違えば、もっと変わった艦内だったかもしれないが…。

・艦内には長期滞在(JAXAによると最新のロケットで火星まで250日かかるとか)に対する娯楽?福利厚生?的なシステムとして、A.I.による「あなたの望む夢見せまっせ♪」なマシンがあった。
絶望&絶望な人々はそこに依存し始める。
しかし「全員求めすぎぃ!」って状態になりA.I.が自ら消滅。
・最後の依存先まで絶たれた艦内の人々は、どう生きながらえて、どう生きる意味を見出すのか?…。

・とにかく鬱&鬱。視聴時の精神状態に注意。
こんな作品を『面白い』としている我は、頭イカれているかもしれん笑
U-NEXTで視聴。

—以下ラストネタバレ有り—


















太陽光も届かない外宇宙を無軌道に漂うアニアーラ号。
10年後…24年後…人々は深海魚のごとく視力を失うまでに。


そして、598万1407年後…。


無人となった艦内には灰と埃が舞い、とりあえず形を保った人骨の欠片が漂っていた。
完全に無人となったアニアーラ号は、地球と酷似した海と緑と大気に覆われた惑星に接近していた…END
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