放射能汚染された地球から火星へ移住するため、8,000人の乗客を乗せ旅立った巨大宇宙船アニアーラ号で過ごす人々を描いた、いわゆるディストピア映画。
スウェーデンとデンマークの合作映画で、ノーベル文学賞受賞作家、ハリー・マーティンソンの代表作の映画化作品。
もっと正統派なSFかと思っていたけど、結構クセの強い映画でした。
なんか宇宙という壮大すぎるものの前では、人間って本当に無力。少々概念的なんだけど、ただ生きているだけでは、本当の意味で生きていることにならないっことがよく分かる内容。
映像のチープさもほぼなく、この壮大な規模感のストーリーを上手く表現できている。ただ、設定含めて、どこか既視感はあるのも確かで、そこら辺が少し評価が低い理由な気がする。