どこまでも壮大でいて、何故か宇宙の中のちっぽけな人間にも心に響く気がした凄い作品！
ていうかどこまで広がっちゃうのMCU！！！
超豪華キャストによる、史上最大スケールのヒーローたちは、7000年前から地球にいたし原作も存在していた。
さらにクロエ・ジャオ監督アカデミー賞受賞監督というとんでもない実績を引っ提げてきた。
自分が知らないだけとはいえ凄いのは分かるけど急過ぎ…とドン引きしていたのは隠せないが、予告編を見ていても明らかに今までのMCUと全く違う流れになると期待していたが大当たりだった。
壮大で神々しくて美しい雰囲気が全編を包んでおり、ヒーローらしい特殊な能力は勿論だが悠久の時を生きて人間を見守ってきたエターナルズは我々人間から見たらまさに神のようにも見える。
しかし、そんな神には神の悩みがあったりして…
あくまでもエターナルズ視点なので人間には到底分かりようのない気の遠くなる程大きい悩みだが、個人的なものから仲間との関係、自らの役目などに苦悩する所はどこか等身大にも思えた。
本来なら全く共感出来なさそうな彼等の心に寄り添う作風は大好きだった。
ビックバンの如く世界観が広がり続けるMCUに対して、エターナルズは世界観をさらに広くさせただけでなく、"深く"させたような気がする。
アメコミヒーローとして見ると合わない人がいるかもしれないし、なんで今更出てきやがって…と思う人もいるかもしれない。
しかし、いわゆる"多様化"の時代に差し掛かった今、彼等が再び人類の前に姿を表したのは必然だったのかなあとも思う。素晴らしい作品だった。
