ロールシャッハ

エターナルズのロールシャッハのレビュー・感想・評価

エターナルズ(2021年製作の映画)
3.7
神が人間だったら…?

クロエ・ジャオ監督自身が日本のマンガが好きだそうで、キンゴは霊丸やカメハメ波打ちますし、セルシは錬金術使いましたね笑

時折、レンズフレアで魅せる太陽(唯一絶対神・あらゆる神)を表現して自然光でいい味出してました!

二段階のどんでん返しがあったのですが、少し出し方が違っていればもっと面白くなったかなぁと。惜しい。

エイジャックは指パッチンの一件で地球人は残すに値すると判断し、THE RIDERのごとく馬に乗り自然と一体化し、主人に背く決断しましたが、
イカリスは主人への信仰心が強く裏切れず5世紀経ち、それ以降人間とは交流せず。

イカリスとセルシ、エイジャックとの大きな違いは相手に興味を持ち、信じれたかどうかだと思います。
そこまでセレスティアルズはプログラムしてたのか?
セルシがリーダーを継ぎますが、イカリスは継げませんでした、ボス止まりです。(キンゴしか呼んでませんが笑)

ネタバレになりますが、
イカリスとギルガメッシュ推しで、更にマ・ドンソクのキーチェン買ったにも関わらず死んでしまって悲しい限りです。

蝋で付けた翼で太陽(神)に近すぎた男イカロスとセレスティアルズへの信仰を裏切ってしまったイカリスが重なり、何だか泣けました😭

エターナルズそれぞれが人間にとっては神的存在でしたが、人間らしく描かれていて自分的には満足でした。
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