Boss2054

エターナルズのBoss2054のレビュー・感想・評価

エターナルズ(2021年製作の映画)
4.8
作品がデカ過ぎて咀嚼するのに時間が掛かる。
観る前に、クロエ・ジャオ監督の新作トして観るか?
マーベルの新シリーズとして観るか?
ちょっと迷った。
コノ目線の置き方の違いは結構違うからなト思ったからだ。

で、結局、ノマドランドを観たばっかりなので、
それに、ザ・ライダーも観てるし、
クロエ・ジャオ監督の新作トして観た。

ワタシの思うクロエ監督の特徴は、
先ず、自然の描写、自然には、動物、ザ・ライダーの馬の様に、も、含まれる。
それが、素晴らしい❣️
それは、きっと、人も自然の一部なのだから、
アナタも素晴らしいのよ❣️
ト云ってる気がする。

それに、敗者復活。
ザ・ライダーもノマドランドも敗者の物語。
それも物語は、敗れた後から始まるト云う独特の始まり方。
物語が始まった時、主人公は、すでに敗者ト云う身も蓋もない始まり方をいつもする。
が、コノ主人公は、決して諦めない。
与えられた状況の中で、ひたすら懸命に生きる❣️
ココがポイントの様な気がする。
何故なら、決して、復活して勝者になるまでは、描かないからだ。
ザ・ライダーの主人公の復活劇も凄まじいが、復活するであろう、ト云う予感を残して、物語は収束する。
それは、ノマドランドも同じ。

そして、家族の物語。
コレは、決して、血縁関係にある家族の物語ではなく、
仲間トしての家族の物語。
ノマドランドを観れば分かる。

で、それらの個人的なテーマを大好きなマーベルの世界で炸裂させて出来上がったのが、
エターナルズだろう。
何しろ前述した要素が全て入っているのだから、
なんと作家性のある監督であるコトヨ❣️

日本で云ったら、万引き家族の是枝監督が、ゴジラ撮る様なモンだからね‼︎
ト勝手に想像して、
凄いなあ…。ト思っている。
是枝監督のゴジラも観たいけど…。

で、大好きな映画へのオマージュも多彩で、
ワタシが気が付いたのは、
2001年宇宙の旅。
あの宇宙船はモノリスだし、
エターナルズの存在自体がモノリスを作った異星人そのモノ❣️
その証拠に、
石やりを金属に変換するシーンがあるが、
アレは、2001年の猿が放り投げた骨が宇宙船に変換するあの超有名なシーンへのオマージュだと思う。
なので、ワタシは、クロエ監督の2001年宇宙の旅的な感覚でも観ていた。
果たして、人間を進化させたモノは、何か⁇

キャスティングでは、なんといっても、
マ・ドンソクさん❣️
韓国映画の脇役時代から応援していた役者さんがまさかのマーベル作品にヒーローとして参加‼︎
それも相手役は、あのアンジーだぜ❣️
もう、感動だね😭

で、コレがニュータイプのマーベル作品として登場して、
それはおそらく、ハリウッド作品のニュータイプでもあって、
今後コレが、
ホワイト大活躍の、
例えば、リーアム・ニーソン主演のアクション映画トどう並走して行くのか⁇
物凄く興味がある❣️
もちろんワタシは、両方の味方だ❣️
色んな作品があるからこそ、
その世界は面白くなるし、
それこそ、みんなが望んでいる多様性なんじゃないですか⁇
トちょっと皮肉ってみたりもする。
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