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Nostos: Il ritorno(原題)
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『Nostos: Il ritorno(原題)』に投稿された感想・評価

[映像美で語る『オデュッセイア』] 80点

戦争が終わり、英雄オデュッセウスは仲間たちとともに地中海を渡る。一応人物たちは言葉を発しているが、古代地中海地域の言葉の音を使っているらしく、意味は分からなくても問題ないようだ。それは冒頭の字幕で提示されるが、その圧倒的な共通言語としての映像からも伝わってくる。『オデュッセイア』未読なので具体的にどの部分に相当しているかは不明だが、ひたすらオデュッセウスと海/川とが並べられ、内なる記憶としての陸地及び幻想としての陸地が故郷として対比させられているのが印象的。岸辺に打ち上げられた甲冑が沈むことで仲間の死亡が暗示的に確定されるシーンが好き。終盤で打ち上げられたオデュッセイアの近くで若い女性たちが遊んでるシーン、もうちょっとカメラを低くしたらアンゲロプロスになってた気がする。
古代ギリシャの長編叙事詩として知られるオデュッセイアを映画化したという作品。

原作に対してざっくりとした内容しか知らないので、この映画についてもなんとなくの理解となってしまったが、語られている内容を抜きにしても静謐で厳粛な映像に見入るばかりだったので一個の作品として好き。
果てしない海を漂う舟、砂の乾き、水の揺らぎ、葉に映るギラギラとした水光。
ふと耳をすませば飛び込んでくる音は、まさに自然が奏でる詩そのものだった。
幻想的な世界をダイナミックに映したショットの数々は圧巻。
そんな本作の監督「フランコ・ピアヴォリ」は、私の人生の中でもかなり重要な存在。
彼の作品から受けたインスピレーションによって今の私の価値観は構成されている。

原作は古代ギリシアにて活躍した詩人ホメーロスによる長編叙事詩「オデュッセイア」。
お恥ずかしながら原作はまだ未読なので、いつか読んでみたい。