ぽち

0.0MHzのぽちのレビュー・感想・評価

0.0MHz(2018年製作の映画)
1.0
あの悲惨だった「コ死:デスロワイアル」のソンドン監督の長編三作目。

期待どうり支離滅裂で、どこかで見たようなシーンのオンパレード。
ストーリーも平凡だしオチも無理やりな「あ~、そ~ですか・・・」という脱力系。

元はネット上で人気が出た漫画という事。
未読だが絵だけ少し検索した見たら、リアル系の絵でアングルなどもイイ感じだった。

この雰囲気を全く映画に活かせていないのは、さすがソンドン監督って感じで力量の無さが出ている。

主役ヒロインのキャラがブレまくっているのと魅力が無いのと演じた女優の大根ぶりで悲惨。
相手の男性も全く同じ。

だいたい幽霊にケンカ売る勢いで怒鳴りつけておいて、本体が出てきたら「きゃぁぁ~」って、いったいどんなキャラだよ。

低予算ならそれなりにB級魂が見えれば楽しめるのだが、惰性で作られたような雰囲気が強く、ほとんど見る所が無い作品だろう。



余談。
え~っと・・・ここの解説、間違ってるよね。

「霊が現れる時、ラジオの周波数が0.0MHzになる」

そんなこと一言も言ってなかったぞ。
だいたい「何」が「0.0MHz」になるのかの説明は一切なく、なんとなく「0.0MHzになる」と言っていただけ。
話の雰囲気と、なぜか脳波を測っている所を見ると、どうも脳の何かが「0.0MHz」になると言いたいのではないだろうか?

原作は知らないがちゃんと説明があるのだろうか?

さて、困ったことに脳波は一定周期ではなくランダムなので「ヘルツ」では測らない。
って言うか「0.0MHz」って単位も数字も変でしょ。
なんで「メガ」?

「0」で「波」が無いのだから「メガ」も「.0」も全く意味がないというか、入れてはいけないものでしょ。

「0Hz」でしょ!

あれ?もしかしてこれは「ツッコミ待ち」のギャグだったのかな・・・
ぽち

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