93n35i5

プライベート・ライアンの93n35i5のネタバレレビュー・内容・結末

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

歴史上最大規模の上陸作戦ことノルマンディー上陸作戦。その開幕ビーチの戦闘シーンはリアルな戦場そのもの。巻き上がる黒煙に降り掛かる弾丸、血で染まる海と砂浜、飛び交う怒声と悲鳴、転がる死体と肉片、何もかも一切の抜かりなく惨憺たる戦場というものを描き切っていた。言葉を失うくらい素晴らしい映像。
しかし正直なところ、個人的にはその映像部分しか評価が出来ない。登場人物一人一人のキャラクター性や魅力は伝わってくるのだが、彼等が動く舞台にいまいち入り込めない。4兄弟の内3人が戦死したから生き残りを探して母親に返す、うーむ…
因みに生き残りは送還という旨の事は実際あるらしいと他の方のレビューで知りました。数の問題なのか?母親にとっては皆平等に愛しい我が子であり、一人帰ってきたからokなんて事にはならない。いや、せめて一人だけでもという事なのだろうが戦争に駆立てておいてその算数みたいなやり口には私は反感しか覚えない。そもそも一人息子を失った母親の立場は?算数から除外ですか?と。
そして何より、ライアンとミラーの関係性の無理矢理感。確かに特別な体験をした間柄だが墓地のシーンに至る程大きな存在では無いような、ちょっと盛り過ぎではと…あのシーンに立つに相応しい人他にいる気がする。最後の最後でなんかシラけた。
93n35i5

93n35i5