TIKO

プライベート・ライアンのTIKOのネタバレレビュー・内容・結末

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

 ひたすらに戦場のリアルを描写することがこの映画を作った目的なのだろうと思う。それほど、戦争のリアルが緊迫感をもって伝わってくる。なるべくカットを割らずに撮ることにこだわっているようなカメラワークや、時にブレて焦点が定まらないようなカメラワークにより、まるで自分が戦場に放り込まれているような感覚を覚えた。
 かつて命を助け、友情に近いものが芽生えたはずの相手国の兵士に仲間を殺され、決して誰にも引き金を引かなかった通約の青年が、久しぶりの再会を喜ぶ兵士に容赦なく発砲するラストのシーンが印象的。
 
 印象深い作品なのは間違い無いが、3時間もかけた割には人間ドラマ的な部分が思ったよりも少なく感じてしまった。
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