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プライベート・ライアンのflowerのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.5
お願いだから、二度と戦争は起こさないで。


星条旗にはじまり、星条旗で終わる。
同じ星条旗でも最初と最後に観るのでは
印象が変わった。


冒頭から自分も戦場に赴いているような
臨場感が凄く、
ハンディカメラだからこそ出来る魅せ方に圧倒。


そして、惨たらしく繰り広げられる戦い。
酷い、とか恐ろしい、とかいう感情を超える。
でも本当の戦場はもっともっと惨劇で
言葉にはならなかっただろうに..。
心臓から鳥肌でも立つかのような、
おぞましい光景が目に焼きつく。


それぞれの思惑が手に取るように分かり
悔しい。悔しい。悔しい。
アパム。きっと、一般人にいちばん近いのは
彼だったろう。彼の行いは批難できない。
きっとわたしたちは彼以上に、歩くことすらできないだろうから。



戦争の無いこの時代だからこそ、
知らなかった時代だからこそ、
知るべき時代の事柄がある。


命ひとつの背景に
それぞれのドラマがあり、
尊いいくつもの命の上に
わたしたちは存在する。


”しっかり生きろ。”


余談...

マットがライアン役ですが、
当時 ライアン役としては細すぎる、と
スピルバーグ監督はイマイチだったようです。
しかし、グッドウィルハンティングでおなじみ
ロビン・ウィリアムズ氏の助言により、
マットはライアン役を演じることが
決まったそうです(^^)

そして、兄弟たちとの納屋の思い出話を
するシーンも、マットのアドリブだそうです。
マット、流石...(;_;)!
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