スピルバーグ監督。
1944年6月。ノルマンディ上陸作戦は成功に終わったものの、激戦に次ぐ激戦は多くの死傷者を出していた。そんな中、オマハビーチでの攻防を生き延びたミラー大尉(トム・ハンクス)に、落下傘兵ライアン(マット・デイモン)二等兵を戦場から救出せよという命令が下された。彼には3人の兄がいたが、全員が死亡。兄弟全てを戦死させる訳に行かないと考えた軍上層部の決定であった。ミラーは中隊から7人の兵士を選び出し、生死も定かでないライアン二等兵を探すために戦場へと出発するのだが……
これは戦争シーンがものすごいリアルで凄い衝撃でした。
冒頭からのノルマンディー上陸作戦のオマハ・ビーチの模様は目を背けたくなるほどの緊迫感、リアリティでした。
後半は個人の戦い、心の揺れに焦点を当て、個人の目線で体感し感情移入できる。
こういう戦争映画は観る心の準備をしてから観ないときついですね。
いい作品でした。
作品とは関係ないが、よく戦争で活躍した人を表彰して英雄扱いにするのは間違っていると思う。戦争にあくまでも反対し続けた人こそ表彰されるべきだ。