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プライベート・ライアンのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.5
久しぶりの再鑑賞。1998年スティーヴン・スピルバーグ監督作品。脚本にはロバート・ロダットとフランク・ダラボン(クレジット無し)が参加している。第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を舞台に、1人の兵士の救出に向かう兵隊たちのストーリー。

冒頭のオマハビーチの映像は衝撃的で、これまでの戦争映画の概念を覆すようなリアルで臨場感たっぷりの映像を観る事が出来る。

救出のために選ばれた兵士達は、たった一人の兵士ライアンを救うために戦う自分達に、大きな疑問を持ち始める。その兵士たちのやりとりや会話に、この作品のメッセージが詰まっているように思う。敵であるドイツ軍の兵士達も冷酷な人間に描かれていないのも特徴的だ。

ヤヌス・カミンスキー撮影監督による映像と、本物の銃声を録音して使用した機関銃の音など音響も素晴らしく、映画全体を圧倒的な臨場感に仕上げている。戦争映画の頂点は今でもこの作品なのだろうか。
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