スティーヴン・スピルバーグ監督。世代的に、子どもの頃毎週テレビで「コンバット」を見て育ったこともあり、戦争物は結構見てきた。実際、街角には傷痍軍人がいて戦争の実態を少しは垣間見ていた。というか、ちょっと乗り遅れたけど、当時は少年マンガ雑誌にも「紫電改のタカ」や「0戦はやと」など戦記物が結構載っていた。
そして、現代も映画やマンガに戦争物は相次いで発表されている。だが、平和な日本では戦争の実態がどんなものかは想像も付かない。そのような我々のためにとって、冒頭の惨劇の映像はショッキングだが、意味があると思う。この映画の続きを見るためにも、現代を生きていくためにも。
