れ

フリー・ガイのれのレビュー・感想・評価

フリー・ガイ(2021年製作の映画)
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笑いあり、涙あり、アクションあり、SF要素あり、ループあり、友情あり、恋愛ありの詰め込み盛りだくさんコメディが出来上がってた。

サングラスという“フィルター”の意味合いと、AIゲーミングワールドの進み方が絶妙で、導線もテンポも完璧。ガイは主人公でもあり、キーズの分身でもあるわけで。日常の一場面をプログラミングしておくことで、自分にとって本当に大切な存在、に気付いてしまうミリー可愛すぎるでしょ。
“Finally”の台詞に「おせーよ」という字幕が付いてたのよかったな。

アントワンが創ったDUDEの何でもアリ感もアメリカンジョークかってくらい詰め込んでてすごい。あのバトルシーン、キャプテン・アメリカの盾とライトセーバーってもう本当に。文脈はぶった斬っているものの、映画あまり観てない人に向けても楽しめるように作ってるんだろうなぁという、“分かりやすさ”の配慮が見える。見るからに“強そう”なアイテムでラスボス感を煽っている感じ。個人的には好き

橋を渡る場面は、ちょっと〈千と千尋の神隠し〉を彷彿とさせる要素だった。こちら側(ゲーム内世界)のキャラたちが高いところで見守ってる感じなんかもそれを後押ししている。

にしてもさ〜、リセット・再起動してもわずかに組み込まれているプログラムが本当の気持ちってオチ、よすぎるな〜キレイにまとまってる感あるけどいい終わり方すぎ。キャラクターたちも好きなように過ごすプログラムっていうAIメインのSFに結するのも、“ありそうな世界”を描いててよい

Don't have a good day.
Have a great day!

DUDEの(決め台詞)は、何になるんだろうな〜
れ