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鉄道運転士の花束のcrnのレビュー・感想・評価

鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)
4.0
ちょっとシュールな世界でブラックユーモアを効かせながら、でも人に対してとてもあたたかい作品。緑の深い風景も、最後のロマっぽい音楽も良い。

青年が運転士になったところで父が犠牲になるという結末が見えてしまったと思ったのに、裏切られる。それがいやにあっさりしていて、明るく抱き合う父子にふっと笑わされる。重たいことを軽く描きながら、軽んじてはいない。クストリッツァはじめ旧ユーゴ作品に通じる世界観が好みだった。
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